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写真で彩る、何でもない日常

念願の防湿庫!HAKUBA KED-60 E-ドライボックスを買った

防湿庫を買った 

先日、念願の防湿庫を購入しました。今日はそんな防湿庫の購入に至った経緯と、実際に届いた防湿庫のレビューを書いていきます。

防湿庫購入のきっかけ

カメラやレンズはご存知の通り、非常に湿気やカビに弱いもの。一方で決して安いものではないため、ひとたびカビでも生えてしまった日には、もう絶望感しかありません。そして不幸なことに、日本は高温多湿の国。つまり、カメラやレンズは常にカビの脅威にさらされています。

そんなことは私も重々承知していたのですが、これまで防湿庫を使ったことはありませんでしたし、何だったら「ドライケース」も使っていませんでした。無印で買ったケースに、防カビ剤と防湿剤を突っ込んで、カメラを入れておくだけ。何ともぞんざいな扱いですが、これまで10年以上、カビが生えたことはありません。なので、あまり防湿庫の必要性は感じていなかった、というのが正直なところ。

でも、昨年フルサイズカメラを買ったことをきっかけに、レンズもフルサイズ用のものをある程度揃えてしまった。10万オーバーのレンズは持ってないものの、それでも本体とレンズを合わせたら結構な額になるし、さすがにこれにカビなんか生えたらやばいなあ…と最近思うようになりました。

そんなことで、防湿庫の検討を始めたのが3月末くらい。できれば梅雨に入る前に欲しいと思い、すぐさまネットで情報収集をはじめました。

防湿庫の比較

 でもいざ防湿庫を買おうとすると値段がピンキリで、1万円台のものから、5万以上のものまで幅広い。それに、容量だって何ℓにすればよいのかわからない。一体どれがいいのだろう?

というわけで、以下の観点で比べてみました。

①容量

まずはこれ。結局今の手持ちに加え、今後どれだけレンズが増えていく(増やしていく)かによって決まってくるのだと思いますが、あまり大きいのを買っても取り回しは悪そうだし、その分余計にレンズも買ってしまいそう。かといってギリギリの大きさだとこの先また追加で買う羽目になりそう。

大体ネットの情報を総合すると

 ・50ℓ以下は初心者向け:カメラやレンズが少ない方向け

 ・60~100ℓは中級者向け:それなりにレンズの本数がある人向け 

 ・それ以上は上級者向け:大きなカメラや望遠レンズを複数持っている人向け

のような感じらしいので、「中級向け」の50ℓ強で検討することに。ただ、50だとギリギリのような気もしたので、余裕を見て60~80ℓくらいから探しました。

②メーカーと値段

有名どころでは「トーリハン」と「東洋リビング」のツートップですが、有名どころだけあってやっぱり高い。私が欲しいと思っていた50ℓ以上のサイズになると35,000円以上もするようなんですが、さすがにそこまでのお金は出せない。。

その他、中国や台湾系メーカーの安いメーカーもあり、こちらだと20,000円を切るようなものもあるのですが、公式ホームページがなかったり…といった点がやはり不安で、安いなりなのでは…と思ってしまいました。

で、ちょうどその間に位置するメーカーが今回購入した「HAKUBA」。日本の会社だし、メンテナンス用品メーカーとしては有名だし、丁度欲しいと思っていた60ℓの防湿庫で20,000円そこそこ。良いんじゃないでしょうか。

③乾燥方式など

 一応、そのほかの機能やスペックも比べてみました。価格やメーカー以外で目立った違いは乾燥方式。ペルチェ方式と乾燥剤方式というのがあるようで、非常にざっくり言うと以下の理解です。

・ペルチェ方式:安いメーカーに多い。若干電気代がかかる。寿命が短い。

・乾燥剤方式:トーリハン、東洋リビングはいずれこの方式。電気代は1日1円程度。半永久的に使える。

まあどちらにもメリットデメリットはあるのでしょうが、こうやって見ると乾燥剤方式の方が良さそう。で、HAKUBAはどちらかと言うと…乾燥剤方式でした。これが最後の決め手になりました。

 

 

 

HAKUBA KED-60 E-ドライボックス  レビュー

 

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というわけで、amazonでポチって、自宅に防湿庫がやってきたのがGW初日。隣に比較用のレンズを置いてみましたが、想像以上にデカい段ボールでやってきました。

 

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で、段ボールの中に段ボール、さらにその下に段ボール…とまるでマトリョーシカのような箱を開けていくと…。

 

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ようやく防湿庫が!

 

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段ボールより一回り小さいですが、それでもなかなかのサイズ感。重さは12kg。まあ空っぽならそこまで重くはない感じですが、安定感はあります。

 

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その後、別付の棚をつけていきます。東洋リビングの棚は引き出し式のようですが、これは固定式。まあさほど引き出しに魅力を感じなかったので、これで十分。

 

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持っているカメラとレンズをすべて収納したところ。カメラはEOS6D2、EOS1000S、FUJIFILM X-T20の3台。レンズはフルサイズ用6本と、ミラーレス用一本。あと普段は使っていないオールドレンズが3本。それでもまだ結構余裕があり、最下段はフィルターやアダプターを入れてもまだレンズ2-3本は入りそうな感じです。入れ方やレンズの大きさにもよるでしょうが、本体3台とレンズ12~15本程度は入るのではないでしょうか。

 

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そんな感じで、PCスペースの脇に設置。毎日眺めながらニヤニヤしています。笑

 

良い点

①湿度管理は適切

 

この目的ために買ってるので当然といえば当然なんですが、外の湿度が50%以上あっても、防湿庫内は40%前後に保たれています。ただ留意点としては、購入直後は空の状態で半日以上運転してからレンズを入れること。私はこれを怠ったばかりに、最初はなかなか湿度が下がらず故障かと思いました…。今は少し扉を開けっぱなしにしてレンズを出し入れしても、数時間で湿度が40%前後に戻っています。安心感がすごい。

コスパ抜群

防湿庫にしては比較的安価な部類の製品ですが、全体の造りはしっかりとしており、扉や本体のがたつきなど、特に気になる箇所はありません。むしろ高級感すら感じる造りで、全然実用上はこれで満足しています。それでいて、しっかり防湿庫としての機能を果たしてくれるのであれば文句はありません。

 気になる点

まああまりないのですが、強いて言うなら、棚にひくウレタンマットが薄くてちゃっちい。これはどこかのタイミングで、もう少し厚みのあるものに交換したいと思ってます。あと、東洋リビングの光触媒のような防カビ機能はないみたいなので、一応お守りとして、HAKUBAの防カビ剤を入れています。

それ以外は特に気になる点はないですが、あとは容量が足りるかというとこでしょうかね。いや、これで足りるようにレンズを抑えなければ!

まとめ

防湿庫。きっと持って無ければ無いなりに、ドライケースなどで十分代用可能なのでしょうが、スイッチを入れておけば勝手に湿度が保たれる安心感、そして何よりインテリアとして存在感があり、私は買って良かったと思っています。むしろもっと早く買えばよかった、と思うくらい。

既述の乾燥剤方式なら大切に扱えば10年以上使えるということなので、年間2000円で安心感を買う、と考えれば決して高いものではないはず。もし梅雨時を前に防湿庫を検討されている方がらっしゃれば、間違いなく買われたほうが幸せになると思いますよ!