革靴語り ~スコッチグレイン S0086~
革靴について語るだけのエントリー。REGALの次は、3足目に購入したスコッチグレインのS0086という製品です。
当時、REGAL購入を機に革靴の世界にハマりつつあった私。REGALのガラスレザーも使い勝手が良くて捨てがたいけれど、せっかくなら磨けば磨くほど味が出る革靴を買ってみたい!との思いから、横浜そごうで2017年7月に購入したもの。
木型はEウィズのベルオムですが、通常ラインナップではなく、おそらく西武百貨店系列の別注モデルと思われます。アッパーは国産カーフで、磨けばそれなりに光りますが、やはり値段なりというか皺の入り方がが少々汚く、深いです。
とはいえ、3万円台で購入できる靴としては出来が良く、形も綺麗でスタイリッシュ。品質と価格のバランス、耐久性、そして後述の「匠ジャパン」をはじめとしたサポート体制、それらが高いレベルで融合している点が、スコッチグレインの魅力だと思います。
そんなスコッチグレインの欠点は「カカトの緩さ」と言われます。確かに若干大き目なカカトの造りになっていますが、そこまで抜ける感じはありません。どちらかというと、個人的には甲が高いのが気になります。足の形やフィッティングによるところも大きいと思いますが。
ソールは前回紹介したREGALの2足と異なり、レザーソール。人生初のレザーソールだったため、履いた初日に駅の構内で盛大に滑って転んだことは、忘れもしません。笑
色は別注品ならではのブルー。見えない部分ですが、遊び心が感じられます。
インソールもレザー。今年の8月に、スコッチグレイン専門のリペアサービス「匠ジャパン」にヒールの修理を依頼し、その際に中敷きも無償交換してもらったため、新品に近い状態。
こちらは購入当初の写真。
これはこれでシワ一つなくて綺麗ですが、やはり革靴は履いてこそ味が出るもの。履いて、磨いて、徐々に自分だけのものになっていく感覚が堪らないのです。笑
購入から2年以上経ち、以降多くの革靴を購入していますが、無難な黒ストレートチップで履き心地も良く、なおかつ価格的にも高すぎず通勤ラッシュを気にせずガシガシ履けるので、普段一番出番が多くなっています。いい靴です。