α7Ⅲが欲しい!でも…
タイトルの通りですが、α6000とEマウントレンズを購入したことで、いよいよ本格的にα7Ⅲが欲しくなってきてしまいました…。その意味するところはキヤノンからのマウント移行。今日は、そんな私の混乱した頭を整理するためだけの記事です。
α7Ⅲへの移行シミュレーション
結果はどれもほぼ一緒なのですが、どのタイミングでどのように移行していくべきか、限られたお金をどうしたら効率的に使えるか、そんなことを少し考えてみました。一旦、レンズ構成は現状と同じ35、50、85の各単焦点と、広角、標準ズームレンズを揃えることとして、マップカメラの下取りと中古販売(並品以上)価格を参考に計算。ちなみに、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZAに続き、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAは既に購入済みです。笑
A:6DMarkⅡとα7Ⅲを共存させる
【買うもの】
・α7Ⅲ
【売るもの】
・50mm F1.4 DG HSM
・Planar T* 1.4/50 ZE
【初期費用】
約11万円
【構成】
1)6DMarkⅡ
・EF16-35mm F4L IS USM
・EF24-70mm F2.8L II USM
・Planar T* 1.4/85 ZE
2)α7Ⅲ
・Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z
・Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z
3)α6000
【メリット】
・暫く一眼レフをサブで使いつつ、α7Ⅲの使い勝手を検証することで、ゆるく移行可能
・ある時点で6DMarkⅡを残すか、α7Ⅲを残すかを決めて、片方は売却。6DMarkⅡを売却する場合、その際にMC-11(EFマウント→Eマウント変換アダプタ)を購入し、レンズは緩やかに移行。6DMarkⅡ売却の際に8万円くらいは戻ってくるから、11万ー8万で実質持ち出しは3万円ほどになる算段
【デメリット】
・一時的な出費が大きい(MC-11の購入は厳しい…)
・α7Ⅲで使えるレンズは当面Sonnar T* FE 35mm、55mmの2本のみ
→予算的にMC-11まで購入するのは厳しいため、α7Ⅲでは単焦点2本を使いつつ、それ以外は6DMarkⅡで補う
・中途半端に6DMarkⅡを残すことで、なかなか完全移行に踏み切れない可能性
→最悪、フルサイズ2台を手元に残す可能性もあり、そうすると持ち出し金額が…
・6DMarkⅡの買取金額が徐々に落ちていく
→実質の持ち出しが②よりも大きくなる可能性も
B:6DMarkⅡを売却、レンズは既存資産を活用
【買うもの】
・α7Ⅲ
・MC-11
【売るもの】
・6DMarkⅡ
・50mm F1.4 DG HSM
・Planar T* 1.4/50 ZE
【初期費用】
約3万円
【構成】
1)α7Ⅲ
・Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z
・Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z
・MC-11+EF16-35mm F4L IS USM
・MC-11+EF24-70mm F2.8L II USM
・MC-11+Planar T* 1.4/85 ZE
2)α6000
【メリット】
・初期投資が最小限
・最初からα7Ⅲですべてのレンズが使える
【デメリット】
・6DMarkⅡとの使い比べができない
・レンズは当分既存EF資産が中心となる(性能をフルに発揮できないリスクあり)
B’:Bに加え、広角レンズをソニーに置き換える
【買うもの】
・α7Ⅲ
・MC-11
・Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z
【売るもの】
・6DMarkⅡ
・50mm F1.4 DG HSM
・Planar T* 1.4/50 ZE
・EF16-35mm F4L IS USM
【初期費用】
約4.5万円
【構成】
1)α7Ⅲ
・Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z
・Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z
・Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z
・MC-11+EF24-70mm F2.8L II USM
・MC-11+Planar T* 1.4/85 ZE
2)α6000
【メリット】
・最初からα7Ⅲですべてのレンズが使える
・その後のレンズ移行のハードルが少し下がる
【デメリット】
・6DMarkⅡとの使い比べができない
・初期投資がやや大きい
C:一気にソニーへ置き換える
【買うもの】
・α7Ⅲ
・Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z
・FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G
・Batis 1.8/85
【売るもの】
・6DMarkⅡ
・50mm F1.4 DG HSM
・Planar T* 1.4/50 ZE
・Planar T* 1.4/85 ZE
・EF16-35mm F4L IS USM
・EF24-70mm F2.8L II USM
【初期費用】
約6万円
【構成】
1)α7Ⅲ
・Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z
・Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z
・Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z
・FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G
・Batis 1.8/85
2)α6000
【メリット】
・最初からα7ⅢでEFレンズが使える
【デメリット】
・6DMarkⅡとの使い比べができない
・初期投資が大きい
・標準ズームがデグレする
・大三元を手放すことへの抵抗…
→TAMRONの28-75mm F/2.8 Di III RXD ならもう少し安く購入できるので、2つ目、3つ目のデメリットはある程度解消できそう
α7Ⅲに置き換えた時に不安な点
①操作性、ホールド性
店頭で触る限り、やはり操作性やホールド性は6DMarkⅡの方が…。今までEOSシリーズしかほぼ使ってこなかったので、当然っちゃあ当然ですけど。
②EVF
やはりα7RⅢやEOSRなどに比べ、ドット数が少なく、やや心もとない印象。α6000よりは断然マシなので、最新機種と比べなければいいのでしょうけれど。
③色味
RAW現像前提ならあまり問題にならないかもしれませんが、やはりキヤノンに慣れてしまっていると、どうしても違和感がありそう…。
④デザイン(何だかんだキヤノンのデザインが好き)
これはもう…
結局、どれも慣れの問題。使いこんでいけば特に気にならないと思うのですが、最初はやはり不安です。
それでもα7Ⅲが欲しい理由
①サイズと価格と機能のバランス
キヤノンだとこれがなかなか難しい。露骨に価格と機能が比例する傾向があるので、機能盛りだくさんの機種は高くて手が出ない。。その点α7Ⅲは小さな躯体に高いAF性能、ダブルスロット、高速連写性能、ボディ内手振れ補正と盛りだくさんの機能…。スタンダードモデルなのに、出し惜しみしていない点が素晴らしい。
②子供を撮るための充実機能
・「瞳AF」
最近つくづく感じる、子供撮影の難しさ。これがあったらもう鬼に金棒でしょう。瞳AFに関してはソニーの技術が抜けているということで、一番魅力に感じている点。
・「4K動画(全画素読み出し)」
動画なんかiphoneでいいや!と思っていたのですが、やはり子供を撮るとなると話は別。4Kで記録できるなら、それに越したことはありません。
・「サイレントシャッター」
まあミラーレスなら当たり前なのでしょうが、地味に欲しい機能。寝ている子供を起こさないように撮りたいときとかもありますし。
③解像感
これは印象でしかないですが、やはりα7Ⅲで撮影されている写真を見ると、抜け感や暗部のグラデーションが素晴らしいと感じます。やはり、少なからずダイナミックレンジの差などもあるのかもしれません。
④魅力的なレンズ群
キヤノンもEFレンズは充実していますが、RFレンズはまだまだ発展途上。まだ庶民が気軽に揃えられるものではありません。一方のEマウントレンズ、今では大分ラインナップも充実してきましたし、ツアイスやコシナの魅力的なレンズが多いのもポイントが高いです。
結論は…
頭の中を整理しようと思って記事を書いたけれど、余計混乱するだけでした。。MC-11もどこまで万能かよくわからないし(瞳AFとか)、そう考えると現実的にCなのかな…。で、標準ズームはFE24-105じゃなく、TAMRON28-75にする感じで。そうなるとコスト的なハードルはほとんどなくなるから、あとは決断だけっていう感じですね。あー、悩ましい。。