precious junk

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写真で彩る、何でもない日常

私のカメラ遍歴と、現在のメインカメラ6DMark IIについて

これまでのカメラ遍歴

 

ちょっと今日は自分語り系の内容ですが…これまでのカメラ遍歴、そして今のカメラについて。

10年来、一眼レフを楽しんできた

私の一眼レフデビューは今から10年前、まだ高校生の頃。大した写真なんか撮れもしないくせに、それ以来一眼レフは10年程度使ってきて、今のカメラが5代目。その間ずっとCANON一筋で、EOSkissデジタルNからはじまり、40D→50D→6D、そして6DMarkⅡ…。まあ言ったら、エントリー機から入ってAPS-C機の中級機、そしてフルサイズ…と、順当にランクアップ?してきました。特に40Dは随分とあちこち連れまわし、5年近く使っていたので、私の画像フォルダも半分以上は40Dの写真です。ちなみに、基本的に新しいカメラを買う際には古いカメラを下取りに出してきましたが、高校生の時に雀の涙ほどのバイト代をつぎ込んで買ったkissは今も家に保管しています。

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  2013/12/30 CANON EOS40D+CANON EF17-40mm F4L USM  

40Dで撮影した写真。1010万画素でも、全然十分なレベル

ミラーレスからまた一眼レフへ

まあ、そんな感じで10年間色々なカメラを使ってきたわけですが、実は50Dから6Dの間は少しブランクがありました。時期的には、ちょうど今の奥さんに出会った頃と重なります。笑

 

それまでカメラ片手にあちこち歩きまわっていたんですが、デートや何やらになると大きな一眼レフなんか持って歩けない。それに、会社も忙しくてカメラを持ち出す機会自体が減ったため、50Dを手放し、軽量かつコンパクトなミラーレス、EOSMを買ったのが社会人3年目の頃。以来、ミラーレスの軽快さと、見かけによらぬ繊細な画質に、「もうこれで十分」なんて思ってました。下は奥入瀬渓谷を訪れた際のjpeg撮って出し。RAW現像すればもっとマシな画像に仕上がったんでしょうが、単に記録という意味では十分な画質かと。

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2015/05/04 CANON EOSM+CANON EF-M18-55mm f3.5-5.6 IS USM

でも、しばらくミラーレスを使っていくうちに、何となく物足りなさが出てきました。コレジャナイ感というのか。もちろん、操作性とか機能性といった部分もそうなんですけど、やっぱファインダーを覗く感じや、手に感じる重み、そしてシャッターを切るときの感じ。それが物足りなかった。ここで初めて、自分は「道具としての一眼レフカメラが好き」だと気付いたんです。それから、せっかく離れていたカメラの世界、そしてレンズ沼へと舞い戻ってしまいました…。

禁断のフルサイズデビュー

そんなわけで、またファインダーを覗く感覚が味わいたくなって買うことにした一眼レフ。でも、中級機では何となく物足りなくなってしまったのと、ちょうど新婚旅行を控えていたこともあって、「えいや!」とフルサイズの6Dに手を出してしまったのが2017年1月、ちょうど今から一年前のこと。

 

別にプロカメラマンでもないし、なんならコンテストに応募したりもしないけど、それでもフルサイズを買った理由。それは、ある意味フルサイズ信仰ゆえだったのかもしれません。きっとフルサイズなら今より良い写真が撮れるはず、新しい世界が見えるはず、みたいな。

 

まあ、実際6Dというフルサイズカメラを買って、確かに高感度耐性とか画像の繊細さは目を見張るものがあるし、自分みたいな下手くそでもある程度の写真は撮れてしまう。何より、撮ることが楽しいカメラなのでそれはそれでいいと思うんだけども、何かそこまでしてフルサイズにこだわる意味はなかったのかな…と今更ながら思うことがあります。何よりレンズが高いし、今はAPS-Cセンサーも進化してますしね。まあとは言え、フルサイズの画質から来るある種の安心感を買って、今もフルサイズのカメラを使い続けているわけです。

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  2017/12/09 CANON EOS6D+Carl Zeiss Planar T*1.4/50

やはり大きなボケと空気感がフルサイズの魅力。

そして現在のメインカメラ、6DMarkII

そんな遍歴を経て、昨年末に6Dから乗り換えたのが、今メインに使っている6DMark II。6Dの弱点だったフォーカスポイントの少なさを改善しつつ、バリアングルなどの便利機能が追加された、ある意味エントリーフルサイズの完成形とも言えるモデルです。特に、使い勝手の向上と旧型のウィークポイントを確実に補ってきた点に魅力を感じ、中古で買った6Dをわずか1年で売却し、買い替えた次第。

カメラとしての基本性能がアップ

◆画素数

従来の6Dの2060万画素から、2620万画素にアップしたことで、より高繊細に。

◆高感度耐性

ISOの上限が25600から40000まで引き上げられ、高感度耐性もアップ

◆連写性能

4.5コマ/ 秒から6.5コマ/秒に連射性能もアップ

使い勝手が向上

 ◆ファインダー内表示の充実

意外と使う機能としては、水準器

 ◆バリアングルとタッチパネル

 ローアングル、ハイアングルでの撮影ができるようになり、構図の自由度が向上

旧型からの改善

◆AFポイントの強化

11点から45点へ。中央に集まっているとはいえ、大幅な改善ポイント

◆デュアルピクセルCMOS搭載

ライブビューでのAFがより高速化

 

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 購入当時の6DMarkⅡと6D。外観はほぼ同じ。

使ってみての感想 

 この6DMarkⅡを使い始めて1か月強、とまだ日は浅いですが、これまでの6Dなどと比べ、使った感想を簡単に書いておきます。画質の比較等は専門家にお任せするとして、素人並みの感想を…。

◆たかがバリアングル、されどバリアングル

旧機種から一番の変化はこの部分 かと思います。キヤノンフルサイズ機種では初のバリアングル。

最初はただ液晶が動くようになっただけでしょ?と思っていましたが、使ってみると意外にも活躍するシーンが多い。人混みの中、ローポジションからの撮影や花の撮影など。今のところ夜空を撮ったことはないのですが、そんなシーンでもバリアングルは有効でしょう。特に、ローポジションからの撮影が格段に楽になったので、構図の自由度が大幅に向上しました。

◆ファインダー内水準器の便利さ
意外とこれも便利。個人的な癖で、結構右肩上がりな写真になりがちだったのですが、機種変更後は常に水平を意識して撮ることができるようになり、補正の手間が省けるようになりました。あとは電池残量表示とかも結構ありがたい。
まあ欲を言えば、暗いところだと水準器が見えなくなってしまうので、その辺りが改善されると尚良し。AFポイントみたいに光ればいいのに…。
◆視野率、シャッタースピード、シングルスロットの惜しさ

これを望むなら5Dを買え、ということなんでしょうけど。98%という視野率も最悪トリミングすればいい話だし、1/4000というシャッタースピードNDフィルターでカバーすればいいかな、と思いますが…ダブルスロットは欲しかった…。

とは言っても、トータルではこれ以上望むことはない、十分なカメラです。

まとめ

一度はミラーレスへの完全移行を目論見、レンズ資産もほぼすべてを売却したはずなのですが、気づけばまた一眼レフ、しかもより質の悪いフルサイズの世界にずっぽり…。結局、最初にも書いた通り、自分は写真好きというよりも、きっとカメラ好きなんだということなんだと思います。なんで、当分ミラーレス移行とかは考えないようにしました。。

これからも身を滅ぼさない程度に、下手の横好きでカメラライフを楽しんでいきたいものです。