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写真で彩る、何でもない日常

CANON一筋の私がFUJIFILM X-T20を買った理由と、両者の使い分けについて

フルサイズカメラを使う上での悩み

以下の記事にも書いたように、今私がメインで使っているのはCANON EOS6D MarkⅡ(以下6D2)という、フルサイズカメラ。

そもそも私が何故フルサイズを使っているかについては、以下の記事にも書いた通りです。色々書いてますが、10年近くずっとAPS-Cを使ってきた自分にとって、フルサイズの世界がどんなものか知りたかった、というのが最大の理由。「フルサイズもAPSーCも大した違いはない」という声もありますが、まあ実際に使ってみないと良いも悪いも分からないですからね。結果、やっぱAPS-Cで十分、となるかもしれません。。

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さて、そんなフルサイズカメラ。

さすがに出てくる画とか、スペック的には何ら不満はないのですが、やはり一般的に言われるフルサイズカメラのデメリットは日々感じているところで…。主なものとしては以下の3点。

①本体がデカい(重い)

どうしても物理的にセンサーサイズが大きいので、本体も大きく、重くなりがち。sonyのフルサイズミラーレスも大分普及してきましたが、一般的にはまだまだデカくて重いものが多いと思います。

とは言うものの、私が使っている6D2はフルサイズの中では軽くてコンパクトな方で、実際同社のAPS-Cサイズである80Dと比べても30gくらいしか変わりません。なので、一眼レフってこんなもんって思えば、そこまで気になる重さでもないかと思いますが…やっぱり機動性の面ではデメリットに違いないです。

②レンズがデカい(重い)

どちらかというとこっちです。ミラーレスやAPS-C専用レンズに比べ、フルサイズ用レンズは重い。私が今使っているレンズは重くても600gちょっとですが、それでも本体と合わせれば、1.5kg弱。そして交換レンズを持ち歩くことを考えれば、総重量2kg以上にもなるため、かなりの負担です。

③本体もレンズも高い

買ってしまった以上、今更デメリットと言うのも違和感がありますが、やっぱ高い。レンズはピンキリなので、Lレンズでも中古で狙えば案外安く手に入ったりもしますし、選び方次第という感じはしますが、相対的に見たら絶対高いです。

 

 

上記の一般的に言われるデメリットに加え、個人的にはもう一つ気になっていたことがあって…。それが次の点。

④”ガチ感”が出る

私は一眼レフ自体が”モノ”として好きなので、多少重くても6D2を持ち出したいと思うし、積極的に使いたいと思います。でも、例えば友達と旅行に行ったり、誰かの結婚式に行ったり、もしくは一人で街中のスナップを撮ったりっていうときに、デカい一眼レフじゃあちょっと…っていうことが何度もありました。そういう時にどうするかというと…もうカメラ自体持ちださない。理由は「目立ちたくないから」。割と小心者なんです。笑

かといって、やっぱカメラを持って行かないと、それはそれで後悔するんですよね。これがかねてからの悩みでした。

 

気軽に持ち出せるカメラが欲しかった

重いしデカいし目立つ「フルサイズ一眼レフ」のデメリットを埋めるために、私が求めていたのは「気軽に持ち出せるカメラ」。というわけで、以下のような条件でカメラを探してみました。

<条件①>軽くて、見た目が洒落てる

軽いのはもちろんなのですが、「見た目が洒落ている」っていうのも重視したポイント。どこに持って行っても恥ずかしくない、”ガチ感”が出ないカメラであることを重視しました。

<条件②>画質に妥協したくない

重視したのは画素数よりも、どちらかと言うと出てくる画の雰囲気とかですね。そんな中でもFUJIFILMの画質や色味は気になっていて、当初から候補にしていました。

<条件③>操作性が良い

以前使っていたEOSMは使いにくかったので、最低限「EVFがあること」「液晶パネル以外でシャッタースピードと絞りを変更できること」を重視しました。

 

選んだのはFUJIFILM X-T20

 なんか予定調和的な感じがしなくもないですが…上記のポイントに合致するカメラを選んだ中で、もっとも魅力的だった「FUJIFILM X-T20」を選びました。買ったのは今年に入ってからのこと。

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このレトロ感あふれる外観と、EVF装備、かつ各種ダイヤルによるアナログな操作ができる点が決め手。

購入にあたっては上位互換のX-T2、コンデジタイプのX100Fも検討しました。ただ、前者は「気軽に持ち出せる」サイズ感ではなかったのと、価格的にも予算オーダーで断念(予算10万以内)。また、将来マウント毎CANONから乗り換えることが無い、とも言い切れなかったので、レンズ交換の出来ないX100Fも候補から外しました。

 

結果、X-T20を中古で購入。jpeg撮って出しの色合いとローパスフィルターレスゆえの解像感も素晴らしく、「買って良かった!」と感じるカメラです。

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ちなみに…6D2との比較だとこれだけの違いがあります。大きさ、重さとも半分以下です。

6D2との使い分け問題

 で、カメラ2台体制となると悩むのが、「どうやって使い分けるか」。元々今時点では「CANONからFUJIFILMに乗り換える」ということは考えてなくて、併用することが前提。気軽に持ちだしたいときにX-T20を、それ以外は6D2を、と考えていました。

でも、現状稼働率で言うと圧倒的に6D2が上。どうしてなのか…少し考えてみました。

<理由①>レンズ構成の差

 先日記事にも書きましたが、やはり6D2向けにレンズは一通り揃えたため、比較的何でも撮れる一方、X-T20はまだキットレンズ一本しか持っていないため、用途が限られる…という点が大きいです。特に、今の時期は花ばかり撮りに行っていて、マクロレンズを結構多用しているため、6D2を持ち出す頻度が多くなっています。

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 <理由②>「写真目的」の外出が多い

2つのカメラの用途の一番の違いは、6D2は「明確に写真を撮るときに持ち出す」カメラで、X-T20は「出かけついでに持っていく」カメラ。でも、振り返ってみると、最近は比較的写真を撮りに出かける機会が多かったため、必然的に6D2の出番も増えていたということでしょう。

<理由③>使い勝手はやはり6D2が上

こんなことを言っては元も子もないんですが…。やはり10年来のキヤノンユーザーなので、指に馴染んでるというは勿論、そもそもの6D2の操作性が優れているなあと感じます。ホールド感やファインダーをのぞいた時の感覚もやはりミラーレスとはまだ差があります(その分高いので当然ですが…)。なので、どちらか迷ったときは6D2を持ち出しています。

今後の方向性

確かにX-T20は良いカメラに違いないですが、6D2には6D2の魅力もあるので、今時点で6D2を手放してまで乗り換えるほどでもないかな、というのが正直なところ。当分は併用していく感じになるかと。

 

となると、今後の悩みはX-T20のレンズをどこまで揃えていくか、ということ。xf35mmf1.4とか、xf56mmf1.2とか、「このレンズのためにFUJIFILMを買う」と言われるほどのレンズもある中で、ズームレンズだけでは勿体ないのではないか…という思いがある一方、CANONメインのままでいくなら、Xマウントのレンズをそこまで増やしてもなあ…とも思うわけで。ひとまず、コンパクトさが売りのxf35mmf2は近いうちに買ってみようかな、なんて思っていますが…先立つものがない。

 

2つのカメラをどのように使い分けていくか、今後も慎重に見極めながら、今後のレンズ構成を考えていきたいなあ、と思います。

まとめ

思ったことをダラダラと書いたら取り止めがなくなってしまいましたが…。いずれにしてもX-T20が宝の持ち腐れにならないよう、適材適所で使い分けていきたいと思います。