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写真で彩る、何でもない日常

革靴語り ~REGAL 315R/725R~

たびたびご紹介していた通り、写真と並ぶもう一つの趣味が「革靴集めと靴磨き」。靴って磨けば磨くほど、そして履けば履くほど愛着がわくし、革靴が綺麗だと他人への心象もいいし、自分でいうのもなんですが実利を兼ねた素晴らしい趣味だと思います。(お金がかかることを除いて)

ここのところはあまり外出もできないので、今まで以上に革靴と向き合う日々。というわけで今日からしばらく、今や8足にまで増えた革靴について語ってみることにします。まずは定番、REGALの靴から。

 

REGAL 315R

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こちらは315Rという製品。サイズは26cm。それまで履いていた5,000円くらいの安い革靴が相次いで壊れ、「ボーナスも出るし、そろそろちょっといい靴を買ってみよう」ということで2016年12月に購入した1足。まだ革靴の沼に浸かる前だったので、革靴のブランドなんて殆ど知らなかったのですが、「REGALなら間違いないだろう」という安易な考えでREGALショップへ行き、そのフォルムに一目惚れしたのがこちらの靴でした。

 

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ロングノーズの細身な木型で、いわゆるチゼルトゥのストレートチップ。革はREGAL特有のガラスレザーなので経年変化には乏しく、皺もがっつりと入ってしまっていますが、お手入れが簡単で雨に強いのでとても重宝しています。購入から3年近く経ってもまったくヘタレる様子がないのは、さすがREGAL。最近は月3-4回履き、月1回クリームで磨き、普段はブラッシングをしています。ガラスレザーなので、多分そんなにしょっちゅうクリームを入れる必要はないんだと思いますが…。

 

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靴紐は「紗乃織靴紐(さのはたくつひも)」という蝋引きのものに交換済。1組1,000円以上する高級な紐ですが、蝋引きなのでほどけにくく、かつ先端のセル部分が金属製で爆ぜにくいため、とても丈夫です。

 

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左がオリジナルの靴紐、右が紗乃織靴紐

 

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いわゆるグッドイヤーウェルテッド製法なので、ソールの交換も可能。3年近く履いていますが、まだオリジナルソールのままです。糸が切れかけていますが、まだまだ履けそう。

 

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縫い目が綺麗なカカト部分。ヒールは既に2回交換しています。年1回のペースですね。

 

REGAL 725R

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上記315Rの酷使を軽減するため、2017年6月に購入したのがこちらの725R。同じガラスレザーのストレートチップですが、つま先がスクエアトゥで、印象がちょっと異なります。

 

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315Rより価格が抑えめということもあってか、若干革質が劣る気がします(定価ベースだと315Rが29,700円に対し、725Rは24,200円)。315Rよりも傷が目立ちやすく、かつ皺の入り方がより汚い感じ。

 

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また315Rと異なりマッケイ製法のため、とても軽く、履き始めから快適な履き心地でした。マッケイの靴は、靴の中に縫い目の糸が出ています。

 

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カカト部分の意匠も315Rとは異なります。左が725R。

 

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同じ26cmですが、ロングノーズの315Rは全長が長いです。また製法の違いもあってか履き心地も異なっていて、315Rの方が足に馴染む反面重く、たまに725Rを履くとめちゃくちゃ軽く感じます。またグッドイヤー製法はコルクの沈み込みがあるためか、同じ26cmでも若干315Rの方がやや緩い感じがします。

ガラスレザーかつラバーソールなので、最近はもっぱら雨の日専用となっているこの2足。どちらもソールの縫い目から雨がしみ込んでくるので完全防水ではないですが、とにかくタフなので、これからも末永く付き合っていきたい靴です。